古代ギリシアのオリンピックの特徴〜4年周期の理由や競技の種類〜

古代ギリシアのオリンピックの特徴〜4年周期の理由や競技の種類〜

古代ギリシアのオリンピックの特徴
〜4年周期の理由や競技種目一覧〜

<月桂樹画像>

 

古代ギリシアのアテナイで、4年に1度開催されたオリュンピア大祭(古代オリンピック)は、近代オリンピックの起源となった競技会です。聖火リレー、開催周期、理念など様々な伝統が今のオリンピックにも引き継がれています。今回はその古代オリンピックの歴史や特徴、種目などについて詳しく紹介していこうと思います。

 

この記事の内容

 

 

古代オリンピックとは

古代オリンピック(オリュンピア大祭、オリュンピア祭典競技とも)、古代ギリシアのエーリス地方・オリュンピアで4年に1回開催されました。地中海世界最大級の競技会として、出身地、身分に関わらずギリシアポリス中から選手が集まり、自慢の力と技を競い合いました。
古代オリンピックは前8世紀から4世紀頃まで続き、ピーク期にはギリシアだけでなく世界各地から選手が集まったといいます。

 

オリュンピアってどんな場所?

古代オリンピックの開催地エーリス地方オリュンピアには、エーリスの祭神ゼウスの神殿が建てられていました。古代オリンピックは今のオリンピックと違い、ゼウス始め様々な神(オリュンポス十二神)を崇める為の宗教的行事としての色合いが強い大会だったのです。前2世紀にローマに征服されてからは、ローマ神を崇める祭典になりました。

 

◆平和の祭典
ギリシア人はこの宗教的な競技会を神聖なものと崇めていました。そのため大会期間中やその準備期間などは、ポリス間のあらゆる戦争の休戦期間としていたのです。現代のオリンピックが理念として「平和」を掲げている理由はここにあります。

 

4年に1度の理由

古代オリンピックの開催周期は4年に1度でした。現代オリンピックもその伝統にならっています。
この周期になった理由には諸説ありますが、最も有力なのは「古代ギリシア人が太陽暦を使っていたから」というものです。一般的に使われている太陽暦の8年が、太陰暦の8年と3カ月にほぼ同じであることから、8年というサイクルは古代ギリシア人にとって特別なものでした。その為最初は8年ごとに開催されるようになりましたが、8年では間が空きすぎるということで、後に半分の4年周期となった、といわれています。

 

 

古代オリンピックの競技種目一覧

競技名 説明
スタディオン走 短距離走。現代の200m競争に相当。第1回大会から実施。1スタディオン(約190m)の直線コースを走る。
ディアウロス走(中距離走) 中距離走。現代の400m競争に相当。第14回大会から実施。
ドリコス走(長距離走) 長距離走。現代のマラソンに相当。1スタディオンを一〇往復程度走る。
五種競技(ペンタスロン) スタディオン走/幅跳び/円盤投げ/やり投げ/レスリングの五種目を1人で行う。三種目で勝った者が優勝。
円盤投 円盤をより遠くに投げる能力を競う競技。
やり投 槍をより遠くに投げる能力を競う競技。
レスリング 主に間接技(きめわざ)や押し出しを駆使し勝敗を競う格闘技。三点先取で勝ち。
ボクシング(拳闘) 拳にグローブを着けた2人がリング上で打ち合い勝敗を決める競技。戦意喪失か行動不能で勝者が決まる。
パンクラチオン 打撃技と組技を駆使し相手が戦闘不能になるまで戦う競技。負けは死を意味した。
戦車競走 2,4,6頭の馬に二輪車を引かせ競争する競技。転倒が多く危険性が高い。
走り高跳び 助走をつけて飛び越えるバーの高さを競う競技。

 

 

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