アゴラの特徴や社会的役割〜日常生活の中心地〜

アゴラの特徴や社会的役割〜日常生活の中心地〜

アゴラの特徴や社会的役割
〜日常生活の中心地〜

古代ギリシアの政治的・文化的発展は、ギリシア世界各地に郡立していたポリスの発展と不可分です。そしてポリスの発展において、重要な役割を果たしたのが、ポリスの中心部に建設されたアゴラと呼ばれる公共広場です。

 

 

アゴラとはどんな場所?

アゴラは、神殿や役所などの公共建築物、店舗の立ち並ぶ柱廊(ストア)などで構成されています。休息/談笑/政治議論/商談/裁判など様々な目的のために開かれたオープン・スペースで、ポリス中から市民が集まっていました。
アクロポリスが軍事・宗教の中心地なら、その麓に置かれたアゴラはポリス市民の日常生活の中心地だったといえます。

 

アゴラの特徴や社会的役割〜日常生活の中心地〜


「アテナイのアゴラ」の遺跡/pixabayより

 

アゴラ管理のための役人も置かれ、公共建築物には図書館(メトロオン)、評議会所(ブレウテリオン)、当番評議員詰め所(トロス)などもあり、非常に充実した場所でした。
この充実したオープンスペースで、新しい知識を得たり、議論をして思索を深めたりすることで、多様なアイディアが創出され、ポリスの政治的・文化的発展にも繋がったのです。

 

アゴラ豆知識

  • 「アゴラ(Agora)」はもともとは市民集会を指す言葉だったが、やがて集会の場そのものを指す言葉に転化した。
  • 哲学の学派であるストア派というのは、前5世紀頃、アテナイのアゴラの柱廊(ストア)で哲学者ゼノンが演説したことに由来。
  • 古代ローマにもフォルム(Forum)と呼ばれる同様の機能をになった場があった。

 

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