古代ギリシアの農業の歴史〜オリーブ・ブドウが文明をもたらした〜

古代ギリシアの農業の歴史〜オリーブ・ブドウが文明をもたらした〜

古代ギリシアの農業の歴史
〜「オリーブ・ブドウが文明をもたらした」〜

ギリシアは生産性が低い土地です。地形・気候・土壌条件が、小麦や大麦といった主食の生産に向いていません。地中海性気候が支配的で降雨量が少ない、山がちな地形は穀物の生育に適さない、ということで、ギリシアで出来る農業というのは極限られていたのです。しかし逆にギリシアの地形・気候・土壌条件だからこそ栽培に向いている作物というのもありました。

 

 

ギリシアに文明をもたらしたオリーブとブドウ

オリーブとブドウの画像

 

ギリシア南部の丘陵地帯では乾燥に強いオリーブブドウの栽培が大々的に行なわれていました。これらの作物から取れるオリーブオイルとワイン(ブドウ酒)は外の世界では貴重なもの。前6世紀頃より海運が活発になると、これら特産物を重要交易品として、地元では栽培できないような農作物を大量に輸入できるようになりました。

 

豊富な食料が手に入るようになると、当然人口も増加・生産性も飛躍的に向上し、ギリシアは経済的に豊かになっていきました。オリーブとブドウがギリシアを躍進させたといっても過言ではないでしょう。ギリシア人の歴史学者トゥキディデスは、「地中海の住民はオリーブとブドウの栽培を学んだことで文明を手にした」と書き残しています。

 

古代オリエントから農業ノウハウを学ぶ

ギリシアは、農耕文明の先端地域、古代オリエント(肥沃な三日月地帯)と隣りあっています。ギリシア人は海洋民族でもあったので、地中海を渡って自由自在にオリエント地帯へ移動でき、様々な農作技術を学んでいました。

 

 

 

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