古代ギリシアの言語〜現代ギリシャ語との違い〜

古代ギリシアの言語〜現代ギリシャ語との違い〜

古代ギリシアの言語
〜現代ギリシャ語との違い〜

古代ギリシアで公用語として使われていたギリシア語についてその特徴や歴史を紹介します。

 

 

古代ギリシア語の歴史を簡単に

ギリシア文字よりも古くに使われていた文字として、クレタ文明下(前20世紀-前15世紀)で成立した線文字A、線文字Aを発展させて成立したミケーネ文明(前16世紀−前12世紀)下の線文字B(ミケーネ文字とも)が挙げられます。しかしこれらの文字は前1200年のカタストロフで消滅してしまいました。

 

しかし前9〜8世紀頃になると、現在のシリア一帯地域でフェニキア人に使われていたフェニキア文字を発展させたギリシア文字が誕生します。同時にギリシア最古の文学作品『イリアス』『オデュッセイア』が成立し、これを読んだギリシア人の精神性や宗教観に大きな影響を与えました。

 

またギリシア文字が西のローマに伝わるとラテン文字(ローマ字)へと発展していき、今では日本含め世界中で使われる最も解読者人口が多い文字となっています。

 

 

現代ギリシア語との違い

ギリシャ共和国の公用語はギリシャ語ですが、現代ギリシャ語と古代ギリシア語は同じものなのでしょうか。
確かに現代ギリシア語は古代ギリシア人が日常会話として使っていた古代ギリシア語に起源を持ちます。しかし厳密に同じ言語かといえば、「違う」といえます。

 

というのも古代ギリシアの時代から2000年以上の月日が経過しているからです。
どのような言語でも、これだけ長い時間がたてば、語彙や文法、発音は大きく変化するものです。
さらに方言による違いもあることを加味すれば、現代ギリシャ語と古代ギリシャ語はほとんど別物と考えるのが自然なのです。

 

仮に現代ギリシャ人がタイムスリップして古代ギリシア人の話す言語を聞いたとしても何を言っているのかサッパリでしょうし、古代ギリシア語で書かれた書物を読むということについても、日本人が古文を読むようなもので、勉強しなければ正確に読み解くことはできないでしょう。

 

 

トップへ戻る