海の民とは何者か…正体を探る〜船を巧みに操る海上民族〜

海の民とは何者か…正体を探る〜船を巧みに操る海上民族〜

海の民とは何者か…正体を探る
〜船を巧みに操る海上民族〜

古代ギリシア史の重大な転機として挙げられるのが前1200年のカタストロフと呼ばれる大規模な社会変動です。この社会変動により前30世紀頃から栄えていたエーゲ文明が滅亡してしまい、ギリシア世界は暗黒時代に突入してしまったのです。

 

 

この社会変動の原因は、異民族の流入や気候変動、疫病の蔓延など複合的な要因といわれています。そして社会変動で弱っているところにとどめを刺したのが、『海の民』と呼ばれる海上民族の存在であるといわれているのです。

 

カタストロフの一因「海の民」とは?

海の民は特定の系統に属する民族ではなく、様々な民族で構成された連合体であったといわれています。船を巧みに操り、東地中海広くに幅を利かせていました。

 

小アジアやエーゲ海諸島を拠点に活動しており、前13世紀から前12世紀にかけてエジプトを始めとした東地中海諸国を激しく攻撃し、前12世紀にはギリシアを支配していたミケーネ文明をも滅ぼしたといわれています。攻撃を始めたのは、食糧不足で新たな新天地を求めたことによるものといわれています。

 

ヒッタイトを滅ぼす

また製鉄技術を独占していたヒッタイトを滅ぼしたのも海の民といわれています。ヒッタイトの滅亡により、彼らの独占していた製鉄技術が世界に拡散し、鉄器時代が始まりました。

 

名前の由来

『海の民』というのは近代になって定着した呼称で、エジプトの文書に記されていた呼称を「Sea peaple」と直訳したものに由来しています。

 

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