デルポイの神託の役割〜アポロン神殿3つの格言の意味〜

デルポイの神託の役割〜アポロン神殿3つの格言の意味〜

デルポイの神託の役割
〜アポロン神殿3つの格言の意味〜

デルポイは古代ギリシア世界で大きな影響力を持ったポリスの1つです。バルカン半島中央部、アテナイから西北へ122kmのパルナソス山麓に位置し、ギリシア世界では「世界のへそ(中心)」「聖域」と信じられる政治的にも文化的にも重要な場所でした。

 

 

デルポイの神託と巫女

デルポイには、オリュンポス十二神の一柱でありゼウスの息子アポローンを祀るアポロン神殿がありました。ギリシア最古の神託所です。神の使いとされる巫女ピュチアによって、神託が人々に伝えられ、神託を得るために多くの人々がデルポイに訪れていました。政務に携わるようなポリスの重鎮も例外ではなく、神託によりポリスの政策方針を決めたりしていました。

 

デルポイの神殿は成立以来長らくギリシア人の精神的な支柱として機能しましたが、ローマ帝国テオドシウス一世の時代になり、キリスト教が国教に定められたことで、神殿の活動が禁止され、廃墟と化してしまいました。

 

神殿に刻まれた格言の意味

アポロン神殿の入り口には汝自身を知れ/過剰の中の無/誓約と破滅は紙一重という3つの格言が刻まれていました。生き方の指針になるような非常に深い意味が込められているので、是非胸に刻んでほしいと思います。

 

デルポイの格言

  • 汝自身を知れ…何よりもまず自分の無知を知れ。身の程を知れ。
  • 過剰の中の無…度を越すことなかれ、多くを求めるな。
  • 誓約と破滅は紙一重…無理な誓いはするな。

 

中でも「汝自身を知れ」は、古代ギリシアの哲学者ソクラテスが尊重した標語としても有名で、現代でもよく引用されますね。

 

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