古代ギリシアのアルカイック期の特徴〜多彩な彫刻作品が登場〜

古代ギリシアのアルカイック期の特徴〜多彩な彫刻作品が登場〜

古代ギリシアのアルカイック期の特徴
〜多彩な彫刻作品が登場〜

紀元前8世紀頃から紀元前5世紀頃までの、古代ギリシアで新しい文化が次々と成立した期間のことをアルカイック期といいます。暗黒時代と古典時代の間に位置する時代で、前1200年のカタストロフで1度は文明の崩壊を経験したギリシア世界ですが、アルカイック期に入り再び高度な文明を築き上げることができたのです。

 

 

アルカイック期の特徴

前1200年のカタストロフで激減した人口は、アルカイック期になり元に戻り始めました。気候変動で、地中海世界一帯が温暖湿潤気候になったため人口が急増したのです。それと同時にギリシア世界各地に、有力者が中心となった政治共同体=ポリスが成立します。
ポリスは各々の得意産業を活かし政治的・文化的・軍事的に大いに発展しました。「アルカイック」とは、「太古、始まり」を意味し、まさしくギリシアの再出発を印象付ける革新がたくさんあったのです。

 

アルカイック期に起きた革新

  • 経済

    海上貿易の拡大/鋳造硬貨の製造・通貨制度の確立/植民活動の開始

  • 文学

    ギリシア文字の発明と発展/世界最古の文学『イリアス』『オデュッセイア』の成立)

  • 軍事

    重装歩兵の台頭/三段櫂船の発案

  • 芸術

    等身大の人間石像の出現/壺絵の様式に黒絵式・赤絵式が出現

  • スポーツ

    第一回オリンピックの開催

 

アルカイック期の彫刻作品や神殿

アルカイック期の美術をアルカイック美術といいます。最大の特徴は、彫刻作品や神殿が大理石で作られ始めたという点でしょう。とくに全裸の青年像(クーロス)、着衣の婦人像(コレー)といった彫刻作品が有名です。またドーリス式、イオニア式といった神殿の基本形式が確立されたのもこの時代です。

 

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