古代ギリシアの石器時代の生活〜文明の萌芽〜

古代ギリシアの石器時代の生活〜文明の萌芽〜

古代ギリシアの石器時代の生活
〜文明の萌芽〜

古代ギリシアの歴史を大きく区分すると、石器時代/青銅器時代/鉄器時代に3分されます。このうち石器時代とは、武器や祭器、農具や食器など、様々な利器に石材を使用していた時代です。
前30世紀頃にエーゲ地域に青銅器が普及するまで数十万年も続いた原始の時代です。
そしてこの石器時代も旧石器時代/中石器時代/新石器時代に大別されます。ここでは各時代の特徴を見ていきましょう。

 

この記事の内容

 

 

旧石器時代

年代
紀元前30-40万年前〜紀元前1万3千年前

 

ギリシアにおいて、人類の活動が開始されたと推測される時代です。北部にてギリシア最古の化石人類であるペトラロナ人が発見されています。
後期遺跡からはは洞窟絵画女性彫像が出土していますが、この時代は最終氷期であり、遺跡の大部分は、氷河期修了後の海面上昇により水没したと考えられています。

 

中石器時代

年代
紀元前1万3千年前〜紀元前8000-7000年頃

 

氷河が溶け始め、気候が温暖になったことで植物が生い茂り、動物が増えました。その影響で狩猟が組織化され、人々に集団意識が芽生えるようになります。後期から集団による農耕も始まりました。
弓矢やカヌーなど少々凝った道具が開発されて、人類の生活が文明的になり始めた時期でもあります。
また魚の骨や骨で出来た釣り針などが多数発見されていることから、海岸線が上昇したことで人類の海洋進出がさかんになったのだと推察されています。

 

新石器時代

年代
紀元前8000-7000年前〜紀元前6000-5800年頃

 

定住型農耕生活が本格化しました。猪・羊・牛・犬などの家畜化、大麦、小麦など麦の栽培が始まるなど、新しい文化が芽生えた時代です。
また五穀豊穣を願う女性型土偶も発見されており、地母神崇拝の文化があったこともうかがえます。古代ギリシアに伝わる地母神としてはギリシア神話のガイアが有名ですね。

 

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