古代ギリシア人とお風呂の歴史〜世界最古の風呂はヨーロッパ発?〜

古代ギリシア人とお風呂の歴史〜世界最古の風呂はヨーロッパ発?〜

古代ギリシア人とお風呂の歴史
〜世界最古の風呂はヨーロッパ発?〜

大ヒットしたテルマエロマエの影響もあり、「古代の浴場といえばローマ」という印象が強いかもしれませんが、そのローマに浴場の文化を伝えたのはギリシアです。ここでは古代ギリシアにおけるお風呂文化の歴史を紹介したいと思います。

 

この記事の内容
・エーゲ文明期のお風呂
・ポリス成立以降のお風呂
 -バラネイオン
 -ギムナシウム

 

 

エーゲ文明期のお風呂

世界最古の風呂は、紀元前1500年頃のエーゲ文明下で作られた、クレタ島クノッソス宮殿のバスタブとされています。現代のように日常的なエチケット、健康衛生というよりも、神殿に入り神に祈る前に身を清める目的で使われていたと考えられています。

 

ポリス成立以降のお風呂

ポリス全盛の時代。人口が増え都市化が進むと、病気療養や身心の癒やしを目的とした公共風呂が人気を博すようになります。バラネイオンギムナシウムと呼ばれる2種が有名です。

 

バラネイオン

バラネイオンは紀元前5世紀頃に登場した共同浴場です。壁にヒップバスと呼ばれる腰掛け用のくぼみがあり、そこに座って湯を浴びるという形式になっています。熱気浴室、脱衣室、休憩室など紀元前とは思えないくらい充実ぶりで、市民達の憩いの場でした。女性専用の施設もあったといいます。

 

ギムナシウム

オリュンピア大祭(古代オリンピック)が象徴的ですが、古代ギリシアではスポーツがさかんに行なわれました。そして競技や訓練を行なうスポーツ施設に隣接して建てられたのがギムナシウムと呼ばれる浴場です。
「健全な精神は健全な肉体に宿る」という考えが重んじられ、競技者はスポーツで汗をかいた後、ギムナシウムで汗と汚れを洗い流していました。香油を塗るための部屋もあり、競技者はそれを塗って自信の肉体美を確かめていたといわれています。

 

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