古代ギリシア哲学の特徴や歴史〜なぜこの地で発生したか〜

古代ギリシア哲学の特徴や歴史〜なぜこの地で発生したか〜

古代ギリシア哲学の特徴や歴史
〜なぜこの地で発生したか〜

世界史で一番始めに勉強するテーマであることから、古代ギリシアは世界のどこよりも早く文明開花を成し遂げた地域だ・・・と理解している人もいるかもしれません。しかしそれは正確ではありません。

 

ギリシア最古の文明といえば、前30世紀頃から前12世紀まで栄えたエーゲ文明ですが、同時代で比べれば、ギリシア東方・現在のイラクの一部にあたる地域で栄えていたメソポタミア文明は、エーゲ文明よりはるかに高度な文明でした。

 

 

そして南のエジプトでも荘厳なピラミッドや神殿といった立派な建造物が建ち並び、王朝支配の強大な国家が跋扈していました。別にギリシア文明は別に、どこよりも先進的な文明圏だったわけでもないのです。
しかしそれならば何故、世界史最初の舞台がギリシアなのでしょうか。このことはギリシア哲学が高度に発達したことが深く関係しています。

 

ギリシア哲学は西洋文明の源流

私たちが最初に古代ギリシアについて学ぶ理由。これは今の私たちの生活の隅々に何があるのか意識すればわかります。
私たちが義務教育として受けている『学問』という枠組みは、西洋由来のもの。あまり意識することはないかもしれませんが、科学・医療・文学・美術・音楽・工学・天文学・ファッション・暦・宗教etc...あらゆる分野が西洋文化に基盤を持っています。
そしてその西洋の原点は古代ギリシアにあります。つまり古代ギリシアを学ぶということは、私たちが何気なく享受している生活文化の源流がどこにあるのか学ぶ貴重な機会なのです。

 

 

哲学と文明発展の関係

全8世紀頃ギリシアで成立したポリスで、自然哲学の発展が進んだのは民主政が全盛になった前5世紀以降です。
人々が財を成し、暇を持てあました市民階級が自由な思索にふけるようになりました。
そしてプラトン(前427年-前347)アリストテレス(前384年-前322年)といった論理的・合理的な思考を重視する哲学者が登場します。

 

彼らの登場で、人々は万物の根源(アルケー)を探求したり、自然現象を合理的に説明したり、人間の理性(ロゴス)に基づいた合理的な考え方を追求しはじめました。従来の神や悪魔に原因を求める超自然的な考え方を排したのです。

 

西洋哲学の世界への拡散

ギリシア哲学は論理的思考を重視し、外側で起こるあらゆる事象の真理を追究する西洋哲学の基盤となりました。人に科学的思考をもたらしたことが、様々な技術革新へと繋がり、人類の生活に大変革をもたらす産業革命にも繋がっていきます。そして15世紀以降の大航海時代で、西洋文化は瞬く間に世界に拡散・浸透していったのです。

 

古代ギリシアの哲学者

  • タレース(前624年頃-前546年頃)
  • ピタゴラス(前582年-前496年)
  • ヘラクレイトス(前540年頃-前480年頃)
  • デモクリトス(前460年頃-前370年)
  • ソクラテス(前469年頃-前399年)
  • プラトン(前427年-前347年)
  • アリストテレス(前384年-前322年)

 

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