古代ギリシアの地理学の歴史〜地理学の父〜

古代ギリシアの地理学の歴史〜地理学の父爆誕!〜

古代ギリシアの地理学の歴史
〜地理学の父爆誕!〜

地理学という言葉は、古代ギリシア時代にアレキサンドリアのエラトステネス(紀元前285年-紀元前205年)が初めて使った言葉とされています。
古代ギリシアでは、地域の地形や気候的特徴を見る自然地理学と、地域の様子(人々の暮らしや文化)を見る人文地理学が同時に存在し、やがてこの2つの因果関係を見つけ出す近代的な地理学へと発展していきました。

 

 

古代ギリシアの地理学者一覧

ホメロス(前8世紀頃)

紀元前8世紀末の詩人ホメロスは最古の文学作品『イリアス』『オデュッセイア』を書いた人物として有名ですが、文献により確認できる最古の地理学者でもあります。肩書きはあくまで「詩人」で、本人に「地理学者」としての自覚はなかったと思われますがが、詩を書く上で遠方の地の様子を適確に表現しており、地理的知見の発展に貢献したといわれています。

 

ヘカタイオス(前550年頃 〜前476年頃)

ヘカタイオスは、地理学者としての自覚をもった最初の人物と考えられており、「地理学の父」と呼ばれています。彼はペルシアやエジプトを旅し、「地球は円盤である」という理解に基づき世界地図を作成、ギリシア時代最初の地理書「世界周遊記(ペリエゲーシス)」を出版しました。

 

ヘロドトス(前490年-前480年〜前430年-前420年)

ヘロドトスはヘカタイオスの弟子で、ギリシア世界の外の広範囲の国々の様子を書き残していいます。その記述は歴史学上でも非常に重要な資料であることから、「歴史の父」とも呼ばれています。
彼の有名な著書『歴史』では、世界を地理上の区分に基づいてアジアとヨーロッパに二分した上で、ギリシアをアジアともヨーロッパとも異なる独自の世界として捉えようとしていました。

 

ストラボン(前63年〜後21年頃)

ストラボンはローマ時代のギリシアの地理学者です。生まれは小アジアで、前44年にローマに出てアリストテレス学派として地理を学びました。地中海世界のみならずアフリカ、アジア方面など世界中を旅し、旅で得た知識をもとに「ゲオグラフィカ(地理学)」 全17巻を完成させました。その偉大な功績から「地理学の父」と呼ばれています。

 

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