古代ギリシア人の科学的成果一覧〜近代科学の起源〜

古代ギリシア人の科学的成果一覧〜近代科学の起源〜

古代ギリシア人の科学的成果一覧
〜近代科学の起源〜

小アジア沿岸のギリシア植民都市イオニア(紀元前6世紀頃成立)は、ギリシアより一足早く文明開化を遂げた古代オリエントと接していました。この先進文明地域より様々な文化を取り込み、独自に発展させることで成立した文明圏が『古代ギリシア』です。

 

  • 貨幣制度による商工業の発達
  • 文字の普及による知識の共有
  • 奴隷制度による市民階級の余暇の発生

 

といった具合に諸々の革新が起こりアテナイを中心に政治的・文化的に大いに栄えました。そして文明が栄えると財を成し暇を持てあました人達が現われ、彼らが自由に思索し自然の成り立ちについて考えるようになったのです。

 

 

長年の観測や経験から、宇宙の構成要素や万物の根源について様々な説が提唱されるようになりました。これがギリシア自然科学の始まりといえます。

 

天文・物理・数学・医学など様々な分野で画期的な学説が多数創出され、その後の科学発展の基盤となりました。(もちろん時代が時代なので、天動説など今からみれば間違った学説もたくさんありました。)

 

論理的思考が芽生えた理由

古代ギリシア最初期の科学といえば、呪術や占術といった迷信的な色が強いものでした。流れが変わったのは、プラトン(前427年-前347)やアリストテレス(前384年-前322年)といった論理的・合理的な思考を重視する哲学者が登場してからです。
『観察や実験などから得られたデータ』から、『普遍的な法則』を導き出すという、近代科学の萌芽が現れ始めたのです。

 

 

古代ギリシア人の科学的成果一覧

◆物質の成り立ちについて
タレスは万物の根源(アルケー)は水であるといい、エンペドクレスは万物は土・水・火・空気で出来ているという四元素説を主張し、デモクリトスは万物は無数の原始と真空からなる原子説を提唱しました。

 

◆地球の形について
前6世紀にはピタゴラスが初めて地球が球体であるとする地球球体説を唱え、前4世紀にはアリストテレスがそれを証明しました。

 

◆月や地球の大きさについて
エラトステネスは地球の大きさと月の大きさを、ヒッパルコスは地球から月までの距離を初めて測定しました。

 

◆宇宙の中心について
アナキンマンドロスやアナクサゴラスにより地球中心に他の天体が回っているとする天動説、アリスタルコスにより太陽の周りを地球が回っているとする地動説が登場しました。

 

◆治療について
ヒポクラテスは病気の原因を神や悪魔に求める迷信を排し、衛生環境や食事といった自然的要因にあると考え、臨床と観察を重んじる経験医学を生み出し発展させました。

 

 

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