古代ギリシアの教育・科学

古代ギリシアの教育・科学

古代ギリシアの教育・科学記事一覧

小アジア沿岸のギリシア植民都市イオニア(紀元前6世紀頃成立)は、ギリシアより一足早く文明開化を遂げた古代オリエントと接していました。この先進文明地域より様々な文化を取り込み、独自に発展させることで成立した文明圏が『古代ギリシア』です。貨幣制度による商工業の発達文字の普及による知識の共有奴隷制度による市民階級の余暇の発生といった具合に諸々の革新が起こりアテナイを中心に政治的・文化的に大いに栄えました...

古代ギリシアの教育は、西洋教育史の出発点といえます。今日本で行なわれている『学問』という枠組みは、基本的に西洋由来のものなので、その始まりを知っておくことはとても重要ですね!さてそんな古代ギリシアの教育は小アジア(現・トルコ周辺)のギリシア植民市イオニアというところで始まりました。ここは高度なオリエント文明圏に隣接しており、様々な文化・技術を吸収し、独自に発展させることができたのです。さらにフェニ...

西洋、そして現代の日本の学校(小中高大)の起源は古代ギリシアにあります。紀元前387年頃、哲学者プラトンがアテナイの北西郊外に、学園兼研究所のアカデメイアを建てたのが始まりです。アカデメイアでは、哲学の他にも、数論、幾何学、天文学、物理学など様々な一般教養も教えられ、現代における学校教育の源流となったのです。学校を意味する英語「アカデミー(academy)」の語源は、このアカデメイアにあります。ア...

古代ギリシアの医学は、古代オリエントの医学から多大な影響を受けながら発展し、西洋医学の源流となりました。今回はそんなギリシア医学の始まりや発展、医学の父といわれるギリシア医師のヒポクラテスなどについて紹介したいと思います。ギリシア医学の始まり古代ギリシア史において医学の転換が訪れたのはヒポクラテス(前460年頃〜前377年頃)の登場からです。彼が登場するまでのギリシア医学は、病気の原因を悪魔や神に...

ソフィストとは、紀元前5世紀から紀元前4世紀初期に、アテナイを中心としたギリシア諸ポリスで弁論術を教えていた知識人のことです。現代の家庭教師のような存在であり、報酬と引き替えに生徒に演説や論争技術のイロハを教えるのが仕事でした。ソフィストが生まれた背景前5世紀にアテナイ民主政は最盛期に達し、貧富や生まれに関係なく政治参加できるようになりました。そんな社会で自分の意見を政治に反映させるのに重要なのは...

古代ギリシア全盛の時代になると、財を成し暇をもてあました人々は宙ばかり眺めるようになりました。排気ガスもなく、人口的な照明など皆無に等しい時代です。夜空の星は今の100倍1000倍は鮮明に見えたことでしょう。望遠鏡など使わない、裸眼での観察だけでも、様々な発見があります。さらに長期にわたる経験から、数々の普遍的な規則性にも気がつくことができました。これがギリシア天文学の始まりといえます。ギリシア人...

最初に月までの距離を調べたのは古代ギリシア人です。日々の天体観察から、月食の時に月に映っているのが地球の影であることに気がつき(つまり地球が丸いことにも気がついた)、これを月までの距離や大きさを調べる上で重要な手がかりとして利用したのです。しかしコンピューターによる計測が当たり前の世の中に生きている我々からすれば、古代の人々がどのようにして正確な計測を行なったのか気になりますよね。今回は古代流の月...

1901年にエーゲ海・アンティキティラ島近海の沈没船から、歯車のような用途不明の遺物が発見されました。長らくその実態は謎に包まれて、「オーパーツ」と呼ばれることもありました。アンティキティラ島の機械と呼ばれるこの機械。近年の研究で、どうやら「古代ギリシア時代の計算機」、かつ「世界最古のアナログコンピューター」だったのではといわれているのです。詳しく見ていきましょう。アンティキティラ島の機械は何のた...

地理学という言葉は、古代ギリシア時代にアレキサンドリアのエラトステネス(紀元前285年-紀元前205年)が初めて使った言葉とされています。古代ギリシアでは、地域の地形や気候的特徴を見る自然地理学と、地域の様子(人々の暮らしや文化)を見る人文地理学が同時に存在し、やがてこの2つの因果関係を見つけ出す近代的な地理学へと発展していきました。古代ギリシアの地理学者一覧ホメロス(前8世紀頃)紀元前8世紀末の...

世界史で一番始めに勉強するテーマであることから、古代ギリシアは世界のどこよりも早く文明開花を成し遂げた地域だ・・・と理解している人もいるかもしれません。しかしそれは正確ではありません。ギリシア最古の文明といえば、前30世紀頃から前12世紀まで栄えたエーゲ文明ですが、同時代で比べれば、ギリシア東方・現在のイラクの一部にあたる地域で栄えていたメソポタミア文明は、エーゲ文明よりはるかに高度な文明でした。...

世界の地理の大勢が判明したのは、ヨーロッパ諸国が世界の海に乗り出した大航海時代以後の17世紀頃のことです。古代ギリシアの時代には、せいぜいエーゲ海や地中海が船で行ける限界の海で、この時代における「世界」には太平洋や大西洋は存在しませんでした。そして観測技術も未熟な時代なので、不正確な情報も多いです。それでも古代ギリシア人達の作成した地図を見ていると、可能な限りの手段と知を総動員して、世界の真の姿を...

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